京都府京丹後市の夕日が浦温泉にあります、「離れの宿 和楽(はなれのやど わらく)」さんです。
筆者が過去に宿泊した旅館の中でも1,2位を争うほどの素晴らしい旅館でしたのでご紹介します。
宿泊施設・概要
宿泊施設を検討するときに重要になるポイントを絞って概要をご紹介します。
設備
全7室、全室1棟貸しの古民家風建物です。
全室中庭付で、部屋から出ることができます。
駐車場から部屋までほぼ段差はありません。
玄関をあがる段差は古民家風ですが低めに設計されていると感じました。
部屋
1棟あたり定員5名ですが、5名で宿泊予定の際はご注意ください。
4名分の布団はゆったり敷くことが可能です。
5名分となると、掘りごたつの位置の関係で1名分は変な向き・位置に布団が敷かれます。
筆者は大人4・子ども1で宿泊しましたが、スタッフの方と宿泊相談する中で布団の敷き方について教えていただいて、勧めもあり子どもは添い寝にすることにしました。
5名で宿泊する場合は気心の知れた者同士が安心です。
食事
夕食・朝食、ともに部屋食です。
掘りごたつなので足が非常に楽です。
後ほどご紹介しますが、贅の極みという表現が似合う素敵な内容でした。
子ども向けの食事として、お子様ランチ的なものと大人の食事から減らしたものの2種類あります。
それぞれ、幼児向け、小学生向け、といったところです。
風呂
温泉の露天風呂が全室に完備されています。
露天風呂付客室はよく見かけますが、温泉をひいているところは珍しいです。
部屋についていますので24時間好きなタイミングで入浴できます。
後ほどご紹介しますが、夕日が浦温泉の中でも泉質が非常に良いと感じました。
赤ちゃん・子どもへの対応
赤ちゃん・子どもの宿泊OKです。
スタッフの方も大変親切に対応くださいました。
ウェルカムベビー相当のサービスはありませんが、ポイントを押さえた対応でした。
予算感
大人1名・約30,000円から。
贅の極み!その食事内容とは?
筆者が宿泊した10月某日の食事内容をご紹介します。
まずは夕食のお品書きです。👇

たくさんの高級食材が並びます。
日本海に面している夕日が浦温泉らしく日本海名産ののど黒や紅ずわい蟹、但馬牛や松茸など地元食材をふんだんに使用した、贅を極めた地産地消料理を味わうことができます。
食べたいものを1つに絞り切れない、わがままな旅行を叶えてくれます。
全て部屋食なので、作り置きのものが出てくるのでは、と思うかもしれません。
暖かいものは暖かいまま、冷たいものは冷たいまま。
できたてをスタッフの皆様が総出で運んできてくださいます。
人手が足りないときは調理場から自ら運んできてくださるほど、提供にはこだわりを持って取り組んでおられます。
大規模な食事会場での食事はちょっと…と思う方も多いと思います。
全て部屋食ですので比較的安心して食事していただくことができます。
次に朝食です。👇

旅館の朝というと小鉢がたくさん並んでいる光景をイメージする方も多いのではないでしょうか。
和楽さんでは小鉢をかごに詰めるなど見た目にも工夫をされていて、彩も鮮やかで食欲をそそります。
筆者的にはお刺身やサラダなど、朝からフレッシュなものをご提供いただけるのがうれしかったです。
煮物類の多い小鉢と違って、フレッシュなものは朝からの仕込みが大変だと思います。
料理にこだわりと自身を持っていることが伝わってきます。
夕日が浦温泉の中でも泉質が良いってどういうこと?
夕日が浦温泉は、無色透明・硫黄臭なし・サラサラ、のごく一般的な温泉です。
特徴がなく、隣の温泉地は城崎温泉なので、あまり知られていない温泉地かもしれません。
以下は科学的な根拠は一切ありません。
いち宿泊者が体験した体験談としてご理解ください。
筆者が宿泊したとき、筋肉痛でした。
入浴直後から痛みが消え始めました。
あがるころには痛みは全くありませんでした。
ここまでだと筆者の気のせいだと思うかもしれません。
実はもう1つ話がありまして、同行した義母も全く同じことを言っていました。
義母は慢性的な痛みを抱えていたのですが、入浴直後から非常に調子が良くなったと言っていました。
入浴直後だけでなく、数日間持続したそうです。
夕日が浦温泉は3度目の宿泊(いずれも別の宿泊施設)だったのですが、これほど疲労回復を実感したのは初めてでした。
和楽さんの泉質が非常に良いのでは、と信じています。
斜子という部屋だけ安いけど他の部屋との違いは?
筆者は斜子に宿泊しました。
和楽さんには合計7つの部屋タイプがあり、斜子だけ割安です。
割安なのには理由があるはず、ということで違いをご紹介します。
違い①:道路側 or 内側
斜子は道路側、他の部屋は内側です。
違い②:露天風呂からの景色
斜子は景色が見えません、他の部屋は見えます。
結論:問題ありますか?
筆者の感覚では、まったく問題ありません。
道路は地域の基幹道路ではありますが、交通量は多くなく静かです。
露天風呂から景色を見ることはできませんが、部屋からは常に景色を見ることができます。
斜子は一番奥に位置するため、棟の前を他の宿泊客が行き来することはほぼありません。
逆にメリットととらえることもできます。
おそらく和楽さんとしては道路側なので、ということで謙虚な価格設定をされているのだと思います。
滞在中のオススメの過ごし方
夕日が浦温泉の中心地から少し外れたところにあるため、非常に静かです。
部屋に中庭が付いています。
子どもは中庭に出てシャボン玉をして楽しんでいました。
大人も縁側に座ってゆっくりするなど、贅沢な時間の過ごし方をオススメします。
部屋には下駄が備え付けてあり、施設内を散策するのも風情を感じることができます。
オススメ度
項目 | 評価 |
---|---|
赤ちゃん(乳児)連れOK度 | |
子ども(幼児含む)連れOK度 | |
清潔 | |
設備 | |
温泉 | |
料理 | |
コスパの高さ |
贅の極みともいえる部屋食での食事、泉質の良い温泉の露天風呂付客室、専用の中庭、赤ちゃん子どもOK。
これだけの条件が揃っていて3万円台から宿泊できるのは非常にコストパフォーマンスが高いです。
他の2万円台後半の宿泊施設と悩んでいるようでしたら、間違いなくオススメします。
まとめ
隣の温泉地が城崎温泉、京都といえば湯の花温泉、といった有名温泉地に囲まれ、夕日が浦温泉の知名度は全国的には決して高くないと思いますが非常に良い温泉です。
その中でも今回ご紹介させていただいた和楽さんは間違いなく再訪する旅館の1つです。
ぜひ行ってみてください。
離れの宿 和楽
住所:〒629-3245 京都府京丹後市網野町浜詰30−33
https://www.waraku-yado.jp/index.html
宿泊情報
和楽が非常にいい宿ですが、他の宿も見てみないと良さが伝わりづらいかもしれません。
京丹後地域の各価格帯別のオススメできる宿を集めた記事もご用意していますので、よろしければ合わせてご覧ください。
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