兵庫県朝来市和田山にあります「竹田城跡」をご紹介します。
竹田城跡は雲海で非常に有名な観光地ですが、知らないと時間を大幅にロスするポイントがあります。
今回は竹田城跡の見どころと筆者が実際に観光したルートをオススメルートとしてご紹介します。
竹田城跡の見どころは何ですか?
竹田城跡=雲海、というのが一般的な認識だと思います。
雲海も素敵ですが、筆者が雲海以外でオススメしたいポイントがありますので合わせてご紹介します。
雲海
他の季節でも見ることができる場合がありますが、晩秋の発生確率が高いです。
街中に発生する濃霧を層の上から見ると雲の海に見える=雲海です。
濃霧注意報が出ている、予想されているときはチャンスです。
石垣技術集団・穴太衆による石垣
筆者がオススメしたいポイントが石垣です。
竹田城跡は雲海が非常に有名なため、竹田城自身がどういった経緯で築城されたかご存知ではない方が多いのではないでしょうか。
竹田城は室町時代に但馬の守護大名・山名宗全の命によって築城が始まり、13年かけて完成したといわれています。
その後130年にわたり維持されましたが、豊臣秀吉の攻撃により落城しました。
石垣は穴太積(あのうづみ)と呼ばれる、近江の穴太衆(あのうしゅう)による独自の工法だそうです。
穴太積はとても強固な工法といわれていますが、山城で現存していることからもいかに強固であるかをうかがい知ることができます。
今でも滋賀県に穴太という地名が残っています。(坂本や唐崎の付近です)
竹田城跡にお越しの際にはぜひ石積みにも目を向けてみてください。
オススメルート・モデルコースはありますか?
竹田城跡観光には天空バスの利用が便利なのですが、天空バスの運行ルートに秘密があります。
では、筆者のオススメルートを見ていきましょう。
- 山城の郷駐車場 自家用車を駐車
天空バスに乗り換え(自家用車は原則あがれません)
所要時間:約5分・約1.3km区分 運賃 大人 160円 小人 80円 6歳未満 大人1名につき1名無料 運賃は後払い
- 中腹バス停
徒歩で竹田城跡の入り口を目指します
舗装道路のため歩きやすいです(上り坂)
所要時間:約20分・約800m - 竹田城跡 見学
見学時間:約40~60分
区分 観覧料 大人 500円 中学生以下 無料 支払いは現金のみとなっているそうなのでご注意ください。
- 徒歩で山城の郷駐車場へ
天空バスに乗ると山城の郷駐車場を通過して駅まで降りてしまいます
そのまま乗車していると山城の郷駐車場に戻ってくる周遊バスです
約2.1kmの舗装された下り坂なので、徒歩で戻ってはいかがでしょうか
注目は最後のブロック「徒歩で山城の郷駐車場へ」のところです。
竹田城跡観光では山城の郷駐車場が拠点になるのですが、下りのバスは通過してしまいます。
行きは天空バスに乗ったので、帰りも天空バスに乗ってしまいがちです。
知らずに乗ってしまうと違うところへ連れていかれてしまいます。
周遊バスなので乗り続けていれば駐車場に戻ってくることはできます。
もし下りもバスに乗りたい場合は運転手さんに確認するのが良いと思います。
オススメルートで2~3時間くらいの滞在時間になると思います。
観光で気を付けるべきことはありますか?
先にご紹介しましたルート以外に3つ気を付けていただきたいことがありますのでご紹介します。
服装・靴は動きやすいものを選んでください
竹田城跡は足元が不安定です。
駐車場から入口までの間は舗装されており歩きやすいですが、中は史跡なので整備もされていません。
ベビーカーで立ち入ることは難しく小さなお子様連れの場合は厳しい道のりになりますのでご注意ください。
動きやすい衣服とスニーカーをオススメします。
標高が高く天候が非常に変わりやすいですので雨具や着替えがあると安心です。
竹田城跡観光は現金をご用意ください
竹田城跡観光中に利用する主要なお支払いポイントです。👇
- 天空バス:現金のみ
- 観覧料:現金のみ
- 売店・レストラン:カードはVISA、Masterのみ(JCBやアメックスは不可)
昨今はキャッシュレス化が進んでいるので現金を持ち歩かなくなった読者の皆様もおられることと思いますが、竹田城跡観光には現金をご用意いただくほうが無難です。
ICOCAやSUICAの類も使用できなかったのでご注意ください。
天空バスは天空バス1日フリー乗車券も販売しています。
大人500円・小人250円、天空バスの運転士さんから購入可能です。
竹田駅と竹田城跡を往復乗車する予定のある方はお得になります。
雲海を見るためには立雲峡を目指してください
雲海に浮かぶ竹田城跡を見るためには竹田城跡に登ってはいけません!
少し考えてみればわかることではありますが、現地の方に聞いてみたところ意外と間違いがあるそうです…。
パンフレットで見かける写真は立雲峡というところから撮影されています。
立雲峡はこの位置にあります👇
ちなみに立雲峡ですが、竹田城跡よりも険しい道のりです。
筆者は竹田城跡から立雲峡(第1展望台)へハシゴして登ってきたのですが、雲海目当てではないなら竹田城跡の見学をオススメします。
体力に自信のある方は大丈夫と思いますが、通勤で毎日数キロ歩く程度の体力では本当に疲れました…。
小さいお子様連れの場合は第1展望台まで登るのは無理だと思っていただいたほうが良いです。
展望台は標高の高い順に第1から第3まであります。
第3展望台は比較的駐車場から近いので様子見をしながら登る、といったことは可能です。
まとめ
ベビーカーが手放せないくらい小さいお子様がおられる場合は避けたほうが良い観光地になります。
普通に歩くことができるお子様であれば問題ないかな、と思います。
竹田城跡観光の拠点となります山城の郷駐車場ですが、道の駅みたいなものと思っていただいて問題ないです。
売店やレストランもありますので観光前後の食事や休憩にピッタリです。
芝生広場ではグラウンドゴルフが楽しめたり遊具が設置されています。
子どもたちを遊ばせることもできます。
雲海シーズンは混雑が予想されますが、これからのシーズン暖かくなってきますので観光には良いシーズンになると思います。
個人的にはポカポカ陽気の日に竹田城跡の上から見る景色のほうがオススメです。
竹田城跡
住所:〒669-5252 兵庫県朝来市和田山町竹田古城山169番地
URL:http://www.city.asago.hyogo.jp/takeda/
近隣情報
兵庫県立コウノトリの郷公園
竹田城跡から車で1時間ほどです。
天然記念物であるコウノトリを繁殖、自然に返す保護活動をされている施設です。
下道を走りますと、途中で出石の近くを通りますので昼食に出石そばをいただくのもオススメです。
コウノトリの郷公園の記事も近日公開予定です。
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