京都府網野にあります「琴引浜鳴き砂文化館」をご紹介します。
琴引浜鳴き砂文化館ってどんな施設ですか?
まずは琴引浜について簡単にご説明します。
琴引浜は京丹後市にある砂浜の1つです。
中でも足で踏むとキュッキュと音がなる鳴き砂で有名な砂浜です。
琴引浜鳴き砂文化館は、琴引浜を題材とした体験型学習施設です。
1Fは体験コーナー、2Fは展示室になっていました。
1Fの体験コーナーが見どころでしたので、どのような体験ができるかご紹介します。
琴引浜鳴き砂文化館で体験できること
体験①:音を鳴らす
音を鳴らすためには主に次のような条件が揃う必要があります。
施設には、音を鳴らすのに適した砂を選別して洗浄された砂が用意されています。
条件が整った砂なので子どもの力でもコツを掴むだけで簡単に音を鳴らすことができるため、子どもも楽しんでいました。
鳴き砂は音が鳴るだけだと思っていませんか?
実際に音を鳴らしてみますと音以上に、グググッという振動が跳ね返ってきます。
これは実際に体験してみないと分かりませんし、子どもも音より振動のほうに驚いている様子でした。
体験②:砂を虫眼鏡で観察する
音が鳴ったり、振動が返ってきたり、砂の不思議を体験した後は虫眼鏡で観察できます。
丸みを帯びたきれいな石英が音の鳴る原理と分かっているので、それらばかりの砂を想像しますよね。
実際の砂を観察すると星型の砂も混ざっていて、大人でも驚きます。
子どもは星型の砂が珍しいようで、目を丸くして何度も虫眼鏡を覗いていました。
子どもの石・砂好きの知的好奇心をくすぐるようです。
体験③:巨大な鳴き砂の音発生装置
巨大な音発生装置は2つあります。
1つは施設入口の入って正面においてある装置です。
もう1つは施設入口の入ってすぐ左の隅においてある装置です。
左の隅に置いてある装置が今回ご紹介する装置です。
鳴き砂を円筒状の筒に詰め込み、下の小さな穴から砂が出てくることで擦れて音が鳴る仕組みです。
これが本当に凄く大きな音が出ますし、振動もビリビリきます。
ブーミングサンドと呼ばれる、海外の砂漠の鳴き砂を模した装置だそうです。
施設と同化してしまうほど大きな装置だったので1度見落としてしまいました。
通り過ぎて帰ろうとしたところスタッフさんにお声がけいただいて見ることができました。
大きいため装置の操作もスタッフの方にお願いしてください。
体験④:ワークショップ
子どもが小さかったため参加しなかったのですが、ワークショップも開催されています。
砂浜に流れ着く、流木・貝殻・ビーチグラスなどを使った万華鏡やフォトフレームなどを作ることができます。
旅行の思い出作りに最適だと思いますので、親子で参加してみてはいかがでしょうか。
少人数であれば予約不要で受け付けてくださるそうで、気軽に申し込むことができます。
よろしければ確認してみてください。👇
興味を持ったら琴引浜へ
琴引浜まで行く予定はなかったのですが、興味がわきましたのでスタッフの方に行き方を尋ねました。
窓から指さししながら、あの赤いポストを目印にいくんだよ、と丁寧に教えてくださいました。
もし元気でしたら文化館から徒歩で行くことをオススメします。
琴引浜の駐車場は1,000円かかります。
文化館から1km弱ですので、それほど遠くはありません。
オススメ度
項目 | 評価 |
---|---|
赤ちゃん(乳児)連れOK度 | |
子ども(幼児含む)連れOK度 | |
大人も楽しめる度 |
赤ちゃん向けとして特にオススメしないわけではないのですが、積極的にオススメできる要素はなく、授乳室などもありませんでした。
子ども向けの体験学習施設としては、見る・聞く・感じるなどフルに活かした体験ができるため非常に良い施設です。
同様に環境問題も含めて大人にも勉強になる施設になっています。
2歳の子どもを連れて行きましたが、体験学習という意味では2歳が下限かな、という印象を受けました。
それ以下ですと、大きな音や振動にビックリして泣いてしまったり、自分では音を鳴らすことができないのでつまらない、といった印象を与えてしまうかもしれません。
まとめ
子どもの知的好奇心を刺激する体験施設だと感じました。
学習施設というと科学館のようなものばかりに目が行きがちですが、地域特有の体験型学習施設は大変貴重な施設です。
施設の見学をした後に実際の砂浜へ行けばより学習効果が高まることでしょう。
綺麗な砂浜を子どもたちの代、それまた先まで残していきたいですね。
琴引浜鳴き砂文化館
住所:〒629-3112 京都府京丹後市網野町掛津1250
駐車場:無料
入館料:大人300円、小中学生100円、幼児無料(下記URLをご確認ください)
URL:https://nakisuna.jp/
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