久美浜の高級旅館『碧水御苑』は子連れOK?食事は?部屋は?徹底解説! | Famirip!
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久美浜の高級旅館『碧水御苑』は子連れOK?食事は?部屋は?徹底解説!

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久美浜湾の西側、東に向かって突き出した半島全てが、今回ご紹介する『碧水御苑へきすいぎょえん』の敷地です。

久美浜湾は夕日が浦温泉と城崎温泉のちょうど間に位置していて、非常に穏やかな湾なのでカキなどの養殖業が盛んで、京都府の景観にも指定されています。

その久美浜湾を全室オーシャンビューで楽しめます。

碧水御苑の手入れの行き届いた庭園越しの水面と対岸の景色は非常に絵になります。

水平線とは違った楽しみ方ができることも特徴です。

久美浜の高級旅館『碧水御苑』の『客室』『食事』『子連れ対応』の3つを中心にご紹介したいと思います。

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碧水御苑エントランス、そしてロビーへ…

駐車場の前がエントランスになっています。

総客室数は14、それくらいの駐車は可能になっています。

到着すると中からスタッフの方がお出迎え、ロビーへ案内していただけます。

館内は土足厳禁、スリッパもなく靴下で。部屋に入ると足袋が備え付けられています。

チェックインはカウンターではなくロビーでする形式です。(私が好きな形式)

碧水御苑の歓迎は独特の形式でした。

宿帳に記帳するまではごく普通ですが、ロビーでお茶菓子をいただきます

よく旅館で部屋に案内されるとお饅頭とかおいてありますよね?

あれをロビーで食べます。

ロビーから見える景色がこれです。

そりゃロビーで食べさせたくもなりますよね。

純和風旅亭とは?

碧水御苑のサブタイトルに『京丹後の純和風旅亭』と付いています。

実際に行ってみると、純和風…?となる方が多いと思います。

純和風というと、千と千尋の世界というか、木枠のサッシで大正ガラスのような風情ある雰囲気、と思いませんか?

碧水御苑の建物(建築)は、見上げると梁がバーンと出ている場所があり、その横には枯山水があり、それっぽさは出ています。

ただ全体としては、サッシは一般的、壁も土壁や漆喰でもなく、ロビーのソファーも白基調のテーブルセット、純和風とは感じられないものが多いです。

おそらく久美浜湾の景色を借景に大型ガラスでバーンと見せたくなって改装されたのでしょう、確かに美しいですが、純和風を魅力に感じて行くと、名前に偽り有、と感じてしまいそうです。

碧水御苑の最上級客室『松涛の間』は?

碧水御苑の数ある客室の中でも最上級の客室『松涛の間』に宿泊してきました。

同様の仕様で隣に『松頼の間』という客室もあり価格も同じですが、個人的には『松涛の間』のほうがグレードが上じゃないかと思っています。

『松涛の間』のほうが上に感じる理由
  • 露天風呂の大きさ(松涛の間は足が延ばせる楕円、松頼の間は丸)
  • 露天風呂の材質(松涛の間は焼き物、松頼の間は木で朽ち感)
  • 庭の大きさ(松涛の間のほうが広い)
  • 眺望の抜け(松涛の間のほうが眺望が良い)

幾分好みの問題もありますが、庭の大きさや眺望だけとっても『松涛の間』に分があると思います。

部屋に空きがあるようであればリクエストできるそうですので、ぜひ『松涛の間』をオススメします。

ではまず、部屋の様子をご紹介します。

部屋は12.5畳と(写真には無いですが)4畳の物置部屋、みんな大好き椅子のあるなんて言う名前か分からないスペース。

椅子スペースの裏には掘りごたつがあり、冬は雪見ごたつでくつろぐのも良さそうです。

部屋には加湿空気清浄機が設置されていて、エアコンを一晩中つけていましたが乾燥などは気になりませんでした。

次に部屋付きの露天風呂をご紹介します。

源泉かけ流し、若干の濁りはありますがサラリとしていて匂いもありません。

大浴場は透明に見えるのですが、同じ温泉のようです。

ちなみに、大浴場も部屋風呂も、ともに源泉100%の加水なしです。

次に部屋付きの庭をご紹介します。

朝日に照らされる庭の様子です。

久美浜湾の東に向かって飛び出している半島なので、夕日ではなく朝日が美しいです。

晩に警報が出るクラスの雨だったため朝日は無理だろうと高をくくっていて起きたらほぼ快晴という…慌てて朝日を眺めながら風呂に浸かりましたよね。

昨晩に雨が降ったので椅子をタオルでふき取って座ったところ、座面を支えるフレームまで沈み込んでしまいお尻がビッチャビチャになりました…。気を付けてください。

もう1回露天風呂に浸かりました。

夕食(秋の味覚特撰会席)

まずは夕食からご紹介します。

8月から9月に変わって、メニューが刷新されるタイミングでした。

のどぐろ・松茸・すき焼きを軸にした秋の味覚特撰会席でした。

特筆すべきは船盛です。とにかく種類が豊富で、オニオコゼは姿造りです。

正直、船盛だけでお腹いっぱいになりかけました。それくらい多いです。

のどぐろの塩焼きは丸々1尾。贅沢ですね。

どれも揚げたて焼きたてで提供されて美味しいです。

デザートだけは子どもと同じものを出していただけます。これは嬉しい。

一見子どもが好きそうなものばかりが並んでいるように見えますが…。

子どもが口にして不満そうだったので食べてみましたが、正直子ども向けの味ではありませんでした。

特にチャーハンは塩味が強く、焼肉も黒コショウが強すぎるなど。

彩りも皿が黒系茶色系、品も同系色で美味しそうに見えない。

子どもって敏感なんだと思います。

唐揚げもチャーハンも好きな子なんですけど、卵だけ食べて他要らないって。

ほとんど口を付けませんでした。

器を明るくする、味付けを柔らかくする、など改善に期待したいです。

朝食(和朝食)

朝食は大人も幼児も同じメニューです。

この朝食を幼児に食えというのも中々酷です。

アジの干物、ハタハタの焼き物、刺身、ワサビ付き湯葉、どうやって食えと…。

と愚痴はここまでにして、かごに美しく盛られた小鉢の数々。

味噌汁は一人ずつ鍋で作るスタイル、味もザ・ちょうどいい!美味しい。

なぜかヨーグルトが2種類あります。久美浜だけにヒラヤミルクだと嬉しいのですが特に説明もなく…。

ちゃんと説明すれば点数高いのになぁ、とモヤモヤ。

2食通じて、食への評価はマイナスでした。

マイナスの気持ちを取り戻すべく、ロビーでコーヒーを2杯飲んでやったぜぇ?

コーヒーメーカーはデロンギの豆から挽くやつ。

コーヒー豆もこだわっているらしく期待、景色と共にいただきます。

美味しい。

大浴場の様子は?

大浴場からも久美浜湾が良く見えます。

よく見えるということは、よく見られるということです(/ω\)

源泉100%かけながし加水なしの贅沢を味わうことができます。

部屋数の割に比較的大きい内風呂と露天風呂ですので、ゆったり浸かることができます。

碧水御苑の子どもへの対応は?

結論から言うと、可もなく不可もなく、強いて言うなら若干の不可です。

おむつごみ箱もないし、子ども向けのアメニティもありません。

食事は子ども向けの食事がありますが夕食のみで、朝食は大人と同じものが出ます。

そこから見えてくるのは『原則大人の宿、子どもも来てくれていいけどお構いできません』という感じです。

少なくともウェルカムという感じではない印象を受けました。

食べ物に関して心配があればおにぎりやパンを持っていくと安心です。

また、食べ残しなどをパック詰めやおにぎりにして部屋へ持ち帰ることも可能です。

食べてる途中で眠たくなってきて機嫌が悪くなるなどした場合には安心ですね。

実は大人もご飯を食べきれずおにぎりにして部屋に持って帰りました、量は多いほうだと思います。

部屋にウォーターサーバー(amadanaって書いてたのでプレミアムウォーターかな?)が付いているので粉ミルクには困らないです。捉え方によっては乳児のほうが向いているかもしれません。

高級旅館で子連れOKというのは、最近の久美浜・夕日が浦のトレンドからすると貴重です。

子連れだけど高級旅館に泊まりたい場合には候補に入ってくると思います。

ただあくまで『受けて入れてくれるだけでウェルカムではない』つもりでいたほうがいいです。

碧水御苑のバリアフリーへの対応は?

館内にはエレベーターがありません。

大浴場まではロビーから階段を2か所降りる必要があります。

部屋に温泉露天風呂のついている『松涛の間』『松頼の間』はロビーから大浴場とは反対側の階段を1か所降りた離れになります。

そのため、足が不自由な方にはオススメできない旅館です。

館内を闊歩する…カニ!?

碧水御苑は久美浜湾に突き出した半島にある一軒宿ですので、海からやってくるものたちがいます。

館内をよく見ていると至る所でカニを見かけます。

普通に廊下に居たり部屋に居たりします。

海辺の虫というとフナムシを想像されると思いますが、滞在中にフナムシを見ることはありませんでした。

嫌いなので見ずに済んで良かったです。

有名人も多数ご来館

お土産屋さんの中に、数々の有名人のサインが飾られています。

上は王貞治さんから、下はシンクタンクさんまで、幅広く有名人が来られているようです。

お土産屋さんで見つけた、ちょっとオシャレな箱。

箱は丹後ちりめんのイメージ、中身は京丹後の食材を使ったきんつばのようです。

京丹後が詰まっていながらオシャレなパッケージはお土産に良いのではないでしょうか?

碧水御苑の宿泊料金は?

気になるのは料金ですよね。

碧水御苑は高級旅館のカテゴリーです。

高級旅館の中でも最上級の客室に宿泊したので、当然のことながら高いです…。

正規料金だと大人2名子ども1名で約9万円

目ん玉飛び出してどっかいっちゃいそうです。

普通のサラリーマンが、なぜそんな高級旅館に宿泊できたのか?

その答えは『きょうと魅力再発見プロジェクト』『京丹後に泊まろうクーポン券』の併用です。

きょうと魅力再発見プロジェクト:5000円割引×3名=15,000円引き

京丹後に泊まろうクーポン:2500円割引×3名×2枚=15,000円引き

合計3万円割引!

つまり約6万円で宿泊して、さらにきょうと魅力再発見プロジェクトなので京都府内のお店で使えるクーポン券6000円分いただけます。

このクーポン券はドリンク代や旅館内のお土産にも充てることができます。

そういうわけで、高級旅館の最上級客室に子連れ3名で宿泊して1泊2食付き6万円、普段なら手が届かないけど補助を利用すれば手が届くと思ったので、今回利用させていただきました。

『きょうと魅力再発見プロジェクト』と『京丹後に泊まろうクーポン』併用に懐疑的だった方もおられるかもしれませんが利用してきました。利用できました

まとめ

土日の宿泊でしたが、私たち家族を含めて2組しかいませんでした。

そのため、いつ大浴場に行っても貸切という贅沢な滞在になったとともに、部屋の露天風呂がもったいなかったかも…と思ったり思わなかったり…。

部屋の露天風呂も、大浴場も、悪意のある人からは覗かれ放題なのが難点です。

半島に突き出した周りに何もないエリアではあるのですが、対岸はゴルフ場だし、養殖いかだが浮かんでいるので漁師さんの往来があります。

とりあえず仁王立ちだけしておきましたが、恥ずかしがり屋さんは気を付けましょうね。

部屋のトイレの便座はあったか便座ではなく極寒便座です。

夏なのに冷たくて何度もビビり散らしました。冬だとどうなるんだか…。

値段が値段なので期待値が高かった食事ですが、期待を下回りました。

夏なので魚が痩せていたのか旨味が少なく、味付けも薄いとか美味しくないわけではないですがどこか特徴になるような味がない、口の中いっぱいに広がる何かが無いんですよね。

素材がいいから素材を活かそうとするんですけど、素材を活かす難しさよね。

ナチュラルメイクみたいなもんじゃないですか?よくわかんないけど。

大人だけだったらボチボチ満足できるかもしれませんが、ほかにもっといい旅館知ってる、というのが結論でした。

王貞治さんとか来てた時代とは変わっちゃったのかなぁ…。

アクセス

『碧水御苑』
住所:〒629-3422 京都府京丹後市久美浜町湊宮1452

周辺情報

お土産を買う

京丹後は果物や野菜の宝庫です。

地元の方も自ら贅沢していると自覚するほどの食材、ぜひ直売所価格でご賞味ください。

オススメは『高田晴夫農園』です。

果物も野菜も手に入り、価格が他の直売所より安くサイズも他の直売所より大きい、文句なしの直売所です。

『高田晴夫農園』から橋を渡った先に『白岩恒美農園』もありますので、ハシゴしてもいいと思います。

『白岩恒美農園』はフローズンスムージーが食べられるので休憩にもオススメです。

日本酒が好きなら木下酒造はいかがでしょうか?

碧水御苑で提供されている日本酒の多くは木下酒造のものです。

総合お土産店としては、『かに一番』がオススメです。

木津店と久美浜店のどちらかがアクセス的にも良いのではないかと思います。

かに一番木津店に立ち寄ったので近々更新して差し替えたいと思います。

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